ハーブ染め
●ハーブ図鑑●
ハーブ染め製品に使用されているハーブたちをいくつか紹介します。
カモミール:様々な薬効を秘めており、抗菌作用があります。
ラクスパー:伝統のある薬草のひとつです。
ラベンダー:新鮮で清潔な香りはポプリ・化粧品・消臭剤などにいかされています。
チェリーセージ(セージ):長寿をかなえる薬用のハーブです。
ローズヒップ:古代から、儀式・化粧品・香水などに使われています。
ユーカリ:解熱・防腐・咳止めなどのすぐれた薬効があります。
ストロベリーリーフ:葉には鉄分が多く含まれ貧血防止・整腸作用等の薬用効果があります。
●ハーブとは●
さまざまな用途に用いられ、生活に役立つ有用植物の総称です。ラテン語のherba(緑の草)が語源。
美容や健康、精神衛生などに効果があります。
●植物染色の歴史●
植物を用いた染色技術は、紀元前3000年頃から始まったとされています。それから世界各地に広まり
ましたが、1856年に合成染料がつくられます。安価でつねに同じ色が染まる点からさまざまな化学染料が
用いられるようになりました。近年では、自然志向が高まり、再び植物染料が見直されるようになりました。
●ハーブ染め●
1 染色の前に、繊維を精錬します。
※天然の繊維には不純物が多く含まれており、取り除いておかなければ、染色が定着しません。
この作業を精錬といいます。
2 精錬を終えてから、ハーブを煮出し、その液に繊維を浸して染めます。
3 木酢酸鉄・酢酸アルミニウム・スズ酸ナトリウムなどの媒染剤を加えます。
※媒染剤は、染色の媒介の役目をし、発色や色止めに効果があります。
4 媒染と染色の作業を繰り返し、色の調節をしていきます。
●合成染色との比較●
× 天然染料は色素の含有量が一定しないので、100%同じ色をつくり出すことはできません。
→ ◎ 同じものは1つとしてできないため、自分だけの色として愛着が湧きます。
× 天然染料は合成染料のように色素を多量に含んでいるわけではないので、濃く染めるのは至難の業です。
→ ◎ 優しい雰囲気に仕上がり、穏やかで深い味わいがあります。
●当店のハーブ染め●
当店で扱うハーブ染めの製品は、究極の風合いをつくりだす、愛媛県今治市の河上工芸所により精錬されています。
水にこだわり、四国山脈の伏流水(天然水)を使用して丹年に染め、仕上げをしています。また、精錬には食品用の酵素を使用し、媒染剤など染色に使用するものは体に無害のものを使用しております。全ての製造工程で天然加工が施されておりますので安心してお使いいただけます。